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2008年9月

2008年9月19日 (金)

新司法試験を体験する 4日目

最終日は午後から4時間刑事系。

13時30分~17時30分 刑事系

第1問(刑法)は、強盗の共犯。共犯者が戻ってきて変なことするのは当然に予見できる(異常な事態の介在ではない)とか言って甲に致死まで帰責させるのは無謀かなあ。罪数処理はまともに勉強したこともなく、よくわからない。
第2問(刑訴)は、伝聞証拠・捜索の違法性。何故この順序にしたのかはわからない。伝聞証拠に関して、終了後友人と話していて、覚せい剤の存在については伝聞で、Xの営利目的については再伝聞だと言われる。全部まとめて再伝聞にしちゃったが、そうだ、覚せい剤があるのを見た、というWの供述はそれ自体で証拠となるし、Xの供述の再伝聞ではないんだ。気づかなかった。
捜索については、現行犯逮捕の要件がないから逮捕の現場での差押えは違法だとした上で、捜索差押許可状による差押えの適法性について論じる。

これにて全日程終了。
受験本番と異なりプレッシャーが全くないので、精神的にも肉体的にも特に疲弊はしない。ただ、危機感だけは十分感じることができた。本番までに登らないといけない山の如何に高いことか。

明日ゆっくり現状分析と今後の指針を立てる作業をやろう。
というわけで、誘ってくれた友人に感謝である。

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2008年9月18日 (木)

新司法試験を体験する 3日目

1日休んで、今日は民事系。

10時~12時 民事系第1問
13時30分~17時30分 民事系第2問

第1問は民法。賃貸借契約における賃貸人の交代と、転貸の背信性不存在の評価根拠事実。どちらもそれなりにしっかり勉強したことのある論点だったため、一応書けた。ただ設問2が何を書いたものやら。これで42点も配点があるというのは……。
第2問は会社法と民訴。会社法は多額の借財・利益相反という典型的な問題と429条の責任。これもそれなりに書いた。ただ、設問2が1ページで収まったのは、何か大切なことを書き漏らしているからに違いない。
民訴はどっちもその場で考えた。固有必要的共同訴訟ということを前面に押し出して論じていけばばいいのかな。よく分からない。

民法に関しては問題演習中心のこれまでの勉強法を繰り返して、復習もしっかりやっておけば、ちゃんと解答できるなあ、という感想。
会社法と民訴は、これからしっかり勉強していこう。

さて、明日で最終日。

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2008年9月17日 (水)

新司法試験を体験する 2日目と中休み

昨日2日目は選択科目と公法系の論文試験であった。帰ってすぐに寝てしまったので、ブログ更新できず。

9時30分~12時30分 選択科目
14時~18時 公法系

選択は知財。
いろいろなことを書きすぎて、第2問(著作権)の小問1だけで2頁強も使ってしまい、あとはあわてて簡潔に流すという、バランスの悪い答案になった。解答用紙が足りない……。
著作権は特に「論点」と呼ぶようなものもなく、同一性保持権侵害の成否を論じ、同一性保持権侵害の事実(改変の事実)を知らない人に対して同一性保持権侵害を理由に請求ができるのかを考えて(パックマンフリーソフト事件がそんな事案じゃなかったっけ。要確認)、あとは編集著作物の翻案の成否などという今まで考えたこともない妙なことを検討して、おしまい。
論点というよりも、条文を知っていて、それが適切にあてはめできるか、が問われている感じである。
その後第1問(特許)を解く。ライセンスを受けていた特許が無効になったら既払実施料を返してもらえるかという論点がある、という程度のことは知っていて、不当利得の成否を論じるんだなあということはわかっているのだけれど、そもそもなぜ不当利得になるのか、というかライセンス契約が無効になるのか、が分からない。履行不能で当然無効、ってことか? 錯誤無効? 要復習(というか学習)である。
特許は著作権に比べると論点を押さえておくことが重要である。

午後から公法系の論文試験。4時間。
はじめ30分かけて第1問(憲法)、第2問(行政法)の問題を読んで、心底戸惑った。何を書けばいい……?
とりあえず気を取り直して、憲法に着手。とりあえず表現の自由と検閲について書くことに決めて、表現の自由がいかに大切か、それが本件ではどのように制約されているかを滔々と論じた後、その制約が必要最小限殿やむを得ないものかどうかを、具体的な事案に即して検討することにした。
その後、行政法。これも、なに書くかなあ、と大いに迷った後、取消訴訟+執行停止と差止訴訟+仮の差止めを対比させて、公表には処分性ないから差し止めできないね、と書いて設問1は終わり。
設問2で調査の違法性が勧告の違法性をもたらす、とか適当なことを書いてお茶を濁す。
そんなこんなをしてるうちに4時間が経ってしまった。長いようで短い。

まずいなあ。
これって、どんな勉強したら解けるようになるんだろうか。
少なくとも、基本書を漫然と読んで学説の対立を把握したりする作業には、ほとんど意味がないような気がする。
むしろ、裁判例の事案をちゃんと見た上で、その事案で自分はどのような法律構成をして何を主張するか、という観点から判例を分析(追体験?)する作業を丹念に繰り返すという泥臭い作業を繰り返すほかないのでは、という感じがする。

まあ、この辺の戦略は全日程終了後にゆっくり考えよう。始まる前は今の時期にこんな体験をすることにどんな意味があるのか、と思っていたが、今日の公法系の論文式試験を受けて、ちょっとその考えが変わった。何を求められているかを知らないと、今後何をどう勉強していいかわからない。
誘ってくれた友人には、いまさらながら感謝している。

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そして今日は休日だった。(実際の新司法試験も2日やって1日休んで、それから2日というスケジュールなので、それにあわせた。)
いまさら付け焼刃の勉強をしてもしょうがないので、昼過ぎまでぐっすりと寝て、短答の見直しを民事系だけやってみた。

民法は準用規定が把握できていないという弱点が判明。商法・民訴は単に勉強が足りない。とりわけ商法は条文さえ知ってれば解ける問題が大半であり、いかにふだん漫然と勉強もどきをしているかということが明らかになった。

というように、知らないから解けない・間違ったという問題がほとんどであったが、中には知ってるのにうっかりミスした問題もあった。むしろこちらが問題である。
使用貸借が要物契約だということに気づかなかったり、支配人には裁判上の行為をする権限もあることを忘れていたり、株主総会決議取り消しの訴えの出訴期間(3ヶ月)を、てっきり6ヶ月だと勘違いしていたり(行訴法の取消訴訟と混線した)。

そういう次第で、短答の一部を分析して分かったことは、押さえるべきは条文、判例であり、学説は後回しでよい。その際、条文は準用規定も含めて丁寧に読む。似ている規定はしっかり比較して覚えておく、というあたりか。

さて、明日は民事系の論文試験。午前中に大問、午後に大大問。民訴の論文なんて書くの3回目ぐらいじゃないだろうか。できなくてもともととは言え、4時間も時間が潰せるのかが不安である(そっちか)。

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2008年9月15日 (月)

新司法試験を体験する 1日目

友人が、是非この夏休みの間に新司法試験を体験しておくべきだ、と張り切っていて、あまり乗り気ではないのだが(まだ1年以上あるし……)、それに付き合わされる形で、今日からその体験会が始まった。

初日の今日は短答式試験。参加を決めたのが1週間前ということもあり、また、これまでに択一用の勉強をしたことがないこともあって、まだまだ勉強していない分野がたくさんある中での無謀な挑戦である。

9時30分~12時 民事系
13時30分~15時 公法系
16時~17時30分 刑事系

民事系は、民法はまあそれなりに。商法は細かいところ(社債とか手形とか)がさっぱりわからない。民訴もまた細かいところ(再審とか異議とか)がさっぱり。
公法系は、ここまで判例ばっかり聞くか、という印象。判例を知らないと何もわからない。
刑事系は、刑法の問題は解いていて楽しい。刑訴はまだ十分に勉強が進んでいないこともあって、かなりヤマ勘。

それが終わると、なんと解答を用意してあるという。ので、早速採点してみた。
恥ずかしいが、、こういう点数である。

民事系 95点(民法56点、商法20点、民訴19点)
公法系 54点(憲法32点、行政法22点)
刑事系 74点(刑法35点、刑訴39点)
計 223点
法務省が出してる資料によれば、この点数は上から数えて79.26%。受験生の8割は自分よりいい点数を取ってるということを意味する。
というか、今年は230点が足きりのボーダーなので、これでは足きりなのだ。

あと1年以上あるとはいえ、これは、かなり、、、まずい。
しかも、一番勉強してないはずの刑訴が一番得点率が高いって一体……

試験中、実は意外と良い点数が取れそうかもと思っていただけに、ショックはひとしおである。

なにがまずかったのかの反省は先送りにして、とりあえず明日のためにぐっすり眠ろう。明日は7時間である。

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